Ibanez RG2727FZを試奏 Prestigeの7弦

RG2727FZ

メイド・イン・ジャパンのPrestige

アイバニーズ / Ibanezのギターの中でも日本国内での製作にこだわり、同じ量産モデルの中でも1ランク上の品質を誇るIbanez Prestige。
最高級ラインのj.customがありますが、Ibanezのギターが好きな方の中にはj.cusutomよりPrestigeの方がコストパフォーマンスが良いなんていう声もある位。
私もIbanez Prestigeって結構いいシリーズだと思います。

そのIbanez Prestigeシリーズの7弦ギター、RG2727FZを試奏してきました。
万能型の7弦と言えるRG2727FZのレビューを書いて見ようと思います。機能的な詳細はアイバニーズ / Ibanezのサイトにあるので、そちらを見ていただくとして、ここでは私が気がついたところをピックアップしてみます。

Guitars – RG2727FZ | Ibanez guitars
RG2727FZの詳細ページ

バランスのいいルックス

RG2727FZはIbanezの最も代表的なRGシリーズのボディシェイプ。
7弦ギターは1本弦が増える為にギターによっては全体的に太った感じに見えるモデルもありますね。ヘッドも大きくなりバランスが悪いことも。
RG2727FZは全体のシェイプ、ヘッド共にバランスが崩れたイメージはありません。

多分に私が見慣れているせいもあるとは思いますが。

仕上げは丁寧

量産モデルではありますが、丁寧に作られている感じはします。
ネック周りの仕上げが良かったですね。
フレットの縁がネックにキレイに揃えてあって滑らかに。

個人的な感想なのですが、安いギターで違和感を最初に感じるのがこの部分じゃないかな、と思っています。
極端な例ですが、ネックの縁がフレットが飛び出していて凸凹のギターもあります。
それは仕上げの問題だったり、湿度や気温の影響で木が伸縮してしまった影響だったりするのですが、どちらにしても加工や保存が丁寧じゃないんだろうなと思えてしまう。
こういうギターは触った瞬間に萎えますね。

落ち着いたルックス

その他の部分は到って普通に感じます。
パーツ類は通常シリーズより質が良いものを使っているのと、ボディトップのフレームメイプルが少々“いいギター感”を思わせてくれます。
サイトの写真を見るとトラ目が派手なんですけど、実物はそうでもありません。
ボディカラーがTransparent Blackな影響か、フレームメイプルの派手さは感じず落ち着いてるイメージです。

重さや弾き心地

重さは普通。
軽いとも思いとも感じませんでした。

座って弾いたのですが、ヘッド落ちしそうな感じはありませんでした。
これはストラップを付けて弾かないと正確には判りませんけれど、以前使っていた同じくIbanezのUV777よりバランスが良かった気がします。

独特のブリッジシステムは好き嫌いが分かれそう

このRG2727FZのブリッジはEdge-Zero Tremolo BridgeというIbanezオリジナル。フロイトローズタイプですね。
それに“Zero Point System”というちょっと変わった機能を持っています。
これはブリッジを引っ張るボディ裏のバネがアームアップ方向だけじゃなくダウン方向にも張ってあり、アームアップ、アームダウンの両方向にテンションがかかる仕組み。

そのお陰で弦が切れたりした場合もチューニングが極端に狂わないようになっています。
他のギターで使ったことがありますが、弦交換も比較的楽(らく)になります。

ただこのZero Point Systemが付いているとアームのアップダウンが極端に重くなります。
どちらの方向にもバネでテンションがかかっているのでそうなるのですが、これは好き嫌いが分かれそうに感じました。

小指をアームに引っかけて軽くビブラート…なんてデリケートな扱いをするのが結構やり難いかもしれない。
ただZero Point Systemは簡単に外せるそうなので、嫌だったら外して普通のフローティング状態にすればいいと思います。

もう一つ好みが分かれそうなのがフレット。
とにかく太く感じるんです。
高さがあるのはいいんですが、この太さが好き嫌い分かれそう。

7弦もしっかり鳴る

レギュラーチューニングで試させてもらいましたが、7弦もしっかり鳴ります。
テンション不足を感じなくはないのですが、恐らくIbanezの出荷時に009ゲージの弦を張っているのでこれを010にすればより良さそう。

前述のIbanez UV777は7弦が緩かったんだけど、この辺は修正されているんだな、と感じました。

判別し難い音

楽器店での試奏で一番判り難いのが音かな。
周りの環境はうるさいし、使うアンプも様々。
弾いたことがあるアンプならまだしも、初めて使うアンプで初めて弾くギター…なんて環境で音のジャッジをするのは難し過ぎます。

それでも敢えて書くとすると、ロック向けのエッジの立った音、というところでしょうか。
ロック式のブリッジを積んだギターらいしエッジ感。
マホガニーボディの影響か、ハイが際立つ感じはしませんので耳障りな感じはありません。
フロントPUのクリーントーンなどは柔らかい音が出せます。

PU切り替えの5wayスイッチのお陰で、シングルっぽい音やフロントのPUのパラレル出力も出せたりして器用なところもあります。
ただしあくまでも“シングルっぽい”というイメージで。
ストラトキャスターのようなシャキッとした音はまず無理そうに感じました。

DiMarzio製のIbanezオリジナルPUを搭載していますね。
出力がどの程度かは判りませんが、よく歪みました。
中途半端に歪ませるより思い切りよく歪ませた方が似合いそうです。

7弦の音も意外とすっきり聞こえました。
意外とというのはマホガニーボディの7弦はちょっと音作りが難しかった経験があるからです。
ボディトップのメイプルの影響がどれほどなのか、ピックアップの特性なのか。
意外と音の分離もよく、7弦の音が濁って聞こえ難いことはありません。
違和感なくスムーズに7弦まで使えます。

感想

全体的な感想としては、さすが日本製、丁寧に出来ているな。と言う感じ。
7弦ギターというとヘビーな音楽ジャンルを想像してしまいますが、RG2727FZはもっと多彩に使えると思います。
2ハムのピックアップも同様で5wayスイッチのお陰で普通のストラト並の音のバリエーションを出せそうです。
ライブでは重宝しそうですね。

これはあくまでも個人的な趣味なのですが、あの太いフレットが苦手です。
軽い運指で弾けるのでしょうが、その分音の細かいニュアンスを出し難いような気がしてしまう。
とは言え、フレットの太さがそんな繊細さに繋がるのかというとそれもない気がするので、これは気のせいなのでしょう。

反対にあのフレットが好きな方も多いんですよね。
これは本当に好みです。
テクニカル系の方はあのフレットがとても弾き易いようですしね。
気になる方は一度試して見るのをお勧めします。


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