音楽系出版社よ、電子書籍がなぜ無い!

iPad2.
Creative Commons License photo credit: MJ/TR (´・ω・)

電子書籍元年で夢の整理整頓

2010年は電子書籍元年なんて言う人がいました。
AppleのiPadが発売されて、後続で様々なタブレット型の端末も出てきた。
AmazonやGoogleなんて巨人達も力を入れている。
出版社も続々と書籍の電子版をリリース。
確かに。電子書籍が急激に普及していきそうな雰囲気。

電子書籍って iPad とかで読めるのも良いんだけど、保管がしやすいっていうのも利点。
我が家にも山のようにある楽器、音楽系の冊子や雑誌類。これが電子化されて PC や iPad に収められれば、雑誌に埋め尽くされた窮屈な部屋も夢のように広いスペースが確保できる♪
素晴らしいじゃないですか。

リットーミュージックの電子書籍はどこ?

家で一番スペースを取っているのは「ギターマガジン」
昨年、一気に数十冊捨てて半分以下にしたんだけど、それでも本棚を4段くらい独占している。しかも毎月ジワジワと領土を拡張している。(月刊誌なので)
このままでは、尖閣諸島も真っ青な領土問題に発展しかねないので、早速リットーミュージックのWebサイトを見てみる。

ギターマガジンは電子化されていないかもしれないけど、音楽系の書籍は出てるんじゃないかな?
どれどれ。
ん?
無いな。
どこだ?
電子版なんて文字が見つからない。
仕方がない、検索するか。
「電子版」と入力して、検索をポチっとな。
あった。
一冊だけ。
フリーペーパー(RandoM)のPDF版

これだけ?
これだけなんですか??

電子化の夢はまだまだかなわない

専門誌って一般紙と比べると市場が狭いんだよね。その為、売上やら規模やら何もかもが大手に比べて小さい。
しかもIT系に強い何かがあれば別だけど、往々にして新しいテクノロジーにはなかなか取り組まない(取り組めない)。
リットーミュージックが悪いという訳では無く「電子書籍っていつかはやりたいけど、既存雑誌の電子化なんて今は全くやれません。」なんて所は多いと思うんです。

ただ残念だと思った事がひとつ。
リットーミュージックの Webサイトには、発売している書籍の「立ち見機能」としてWebサイト上でその書籍を少しだけ見られるようになっているということ。
つまり、技術的には電子書籍を作る事ができる。
だけど、電子書籍は出していない。

その「立ち見機能」も良くできていた。
ギターの教則本 で、楽譜の部分がクリックできるようになっている。そこをクリックすると楽譜の演奏例が聴ける。
まさに今の時代の楽譜・教則本だったんです。

これが発展すれば、いずれ講師がプレイしている様子も動画などで見られるようになるんだろうな。難しい運指(ギターの左手の指の運び方)なども動画で見られたら具体的にわかりやすいよな…と夢が膨らむ。

なのに…。
それなのに。

電子書籍がリリースされていないって、どーいうこっちゃ!?

金と権利と大人な事情

まあ、わかります。
出版社の電子化に対する拒絶反応って色々と話題になりましたからね。
その流れに乗っているのかもしれませんね。

見聞きした例を上げてみると…
電子書籍を作るには自社で出来ないから金がかかる。
販売するシステム作りが難しい、金がかかる。
iTunesみたいな所にだすと権利の問題や売上をさっぴかれるのは納得できん。
著者との権利関係で電子化するところまで話が詰められていない。もしくは紙以外の媒体でリリースするには別途使用料がかかる。
一般の書籍の売れ行きが悪いのに、さらに電子書籍なんて出してしまって、書籍の売上が落ちたらどうするんだ!という時代錯誤的な経営者がいる。
忙しくて、それどころじゃない。 社内的にそういうことを進めるスタッフがいない。
などなど。(※リットーミュージックがこういう理由で電子書籍をリリースしていないという訳じゃありません)

面倒くさいですねぇ。
皮肉を存分に込めてこういうのを「大人の事情」と言いますが。
ユーザー(読者)は心待ちにしているのに、なんで出せないかなぁ。
本屋に行かないでも買えるなんて、内に篭りがちなミュージシャンにうってつけだと思うのに。
リットーミュージックよ。
立ち上がれ!

ってか、私が電子化の営業に行くかな?w

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2コメント

  1. あけましておめでとうございます。

    1ユーザの立場としては、過去の雑誌の記事や
    絶版となったスコアを電子書籍で購入できるようになれば、
    ありがたい事、この上なしです。

    オークションなんかでプレミア価格の
    絶版スコアを購入しなくてよくなるし、
    最近好きになったベテランの記事を過去から
    追いかける事ができたり。。。

    ただ実際は市場が小さかったり(これが一番大きいと思われる)、
    「大人の事情」が絡むので、難しいんでしょうね。

    あと著作権の問題も大きく絡むかもしれないですね。
    法律関連には疎いのですが、紙媒体と電子媒体の書籍を
    同一としてとらえるか、別物として解釈するか。

    その曲自体の著作権が現在どこにあるのか。。。

    リットーミュージックやシンコーミュージックには
    是非頑張って欲しいですが、まずは最大手のヤマハが
    突破口を開いてくれれば、なんて思いました。

    ややこしい世界ですねぇ。。。

  2. かめきちさん
    あけましておめでとうございます!

    仰る通りだと思います。
    何せ楽器が売れなくて楽器屋が困ってるこの時代。楽器を弾く人が読む書籍が売れるはずもなく、売れない書籍を電子化したからと言って売れる保証も無く。無い無いづくしの楽器業界かもしれませんが(苦笑)。
    だからと言って何もしないでいたら、本当にジリ貧。ここでテコ入れの意味も含めて元気良くチャレンジしてくる企業に期待したいですね。

    ヤマハも良いと思います。
    企業力はかなりのもんでしょうし、権利もたくさん持っていそうだからw
    個人的には大企業では無く自由なベンチャー企業に頑張って欲しいなぁ、なんて思ってますが、このさい贅沢は言いません。
    どこか電子化を推し進めてくれ~!って気持ちです。

    閑話休題
    今年もよろしくお願いいたします♪

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