ガソリン狂騒曲

題名で何の話しか大方わかるでしょう。
今、一番ホットな話題(笑)

つい先ほど、衆議院でガソリンの暫定税復活が可決された。(この記事は4月30日の夕方の書いています)
5月1日から課税開始。
5月中にレギュラーガソリンが160円/Lになるだろう。


実は私、車を持っていないので、生活を直撃はしない。

でも。
かなりリアルにこの暫定税を感じている。

母方の実家は過疎化が進む田舎。
ド田舎なんてもんじゃない絶海の孤島。
飛行機を乗り継ぎ、島に行くだけで1日仕事。
つい最近auの携帯が繋がるようになったくらい(笑)

そこでいとこの一人は旅館を営んでいる。
もう一人のいとこは、土建屋の専務。
沖縄本島や近県からやってきた作業員さん達がたくさんいて、畑の開拓や道路整備(!)をしている。

旅館のお客さんの9割は、この土木作業員。

そう。
ここはまさに今話題になっている、”道路工事で村が成り立っている地方”。

島を車で一周しても他の車とすれ違う事はない。
一日に車が何台走るかわからないのにきれいに整備されている道路。
ついには、村の道路という道路はすべて舗装され立派な道路に。
村民500人しかいない孤島の道路が、すみずみまで舗装されている…。
港の近くには、だれも遊ばない立派な公園。
こんな田舎で大自然がた草なるところに公園!?

道路といい公園といい、
都会にいると気がつかないけれど、これって実はおかしい。

道路と同時に、もともと火山島だった島を平地に慣らしてサトウキビ畑にする工事も大規模に行われている。
水不足に悩むことのあるので、大きな貯水池もたくさん作られている。

そのおかげで、サトウキビ栽培は沖縄でも有数の規模に。
沖縄本島では使う事ができない、大きな栽培用の機械が普通に導入されている。
沖縄のどこよりも進んだサトウキビ栽培が実現。

旅館はというと、その作業をするみんなが朝夕と食事をして生活をする為のライフラインとなっている。
一般の旅行客もいなくは無いけれど、土木作業員の宿舎といってもいいだろう。
もう、朝から晩まで、1年365日休みなく、
すごい働きっぷり。

これが地方が欲している”公共事業”ってやつだね。
こんな田舎で、こんなに忙しい事なんて、奇跡だろ。

二人のいとこは若いころから一生懸命に仕事をしてきた。
何もない島で、それこそ死に物狂いで切り盛りして、本家をここまで守り抜いてきた。
それはそこに仕事があるから。
そこに生きるための生業があるから。

次々と出てくる税金の無駄遣いには辟易するけれど、
私は、この二人の仕事を否定できないな。

道路や税金が悪いとかなんとか。
そういう目先の事で踊らされているけれどさ、
問題は違うよね。

こんな仕組みにした奴がおかしい。
道路を作らないと保てない仕組みを作った奴がおかしい。
栄えない地方をとりあえず道路を作る仕事を与えて、金と人を動かし、その場しのぎをしてきたツケだろ。
地方の抱える問題の根本は何も変えなかった。
ただ道路を作っておけば良い、と。

誰が悪いのか、どこが悪いのか。
次の選挙でみんなが決める時なんだろうね。
こんな地方の公共事業頼みの状況を、現状維持したいのか、
苦しくても打破しようとするのか。
考えるチャンスだと思う。

まもなくこんな小さな孤島に、10年計画になる大きな港が建設される。
恐らくこれが最後の公共事業になるだろうとのこと。
いとこの二人はしっかりと将来を見ています。
この港の建設が終わると、ここでの仕事が終わる。

もちろん黙ってみているだけじゃない。
新しい野菜や名産物を開発しようと努力もしている。
その挑戦が実ることを祈ります。

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