mixiのJAMES TYLERコミュニティー(同じ趣味の人のたまり場みたいな所)を見ていたらショッキングな書き込みを発見。
創立者のジェームス・タイラー氏が病の為に2008年度のギター制作の受注を受け付けないとの事。
実は楽器屋で「2008年は作らないみたいだよ」なんて噂は聞いていたんだけど、病気とは聞いていなかったな。
楽器屋で話しを聞いた時はタイラー氏が得意の気まぐれで「2008年は休むっ!」とか言い出したのかと思っていたんだけど、まさか病気だったとは…。
まだ噂の域を出ないからなんとも言えないけど心配。
その書き込みによると、今受注している十数本は作り上げるらしく、その後再びギターの制作を開始するのは2009年を目標にすると書いてあった。
今すぐに全ての制作を止める訳じゃないから急を要する状態じゃないみたいだけど…。
やっぱり心配だなぁ。
個性のあるギターメーカーの一つだけに、このままフェードアウトして欲しくない思い。
そして、それ以上に本人の無事を祈るばかり。
タイラー氏はよく噂で偏屈だとか変わり者だとか言われているけど、そんな人じゃないと思うんだ。
数年前に自分のタイラー(ギター)を修理して欲しくてEメールでやりとりをしたんだけど、とても親切に対応してくれた。
私のつたない英文を読むのにかなり苦労してくれたみたいだったな。
時々「すまん。君のメールの意味がわからん」なんて返事ももらった(苦笑)
なんとか意志の疎通はできてギターをアメリカへ。
待つこと半年。
私の要望以上に手をかけてくれた。
こちらから発送時に私が知らなかったせいで、免税の手続きをしていなかった。
タイラー氏は税関宛てに直筆の手紙を荷物に添えてくれて、「これは修理品だから免税をしてくれ」と書いてあった。
残念ながら税関はそんなの無視でしっかり私からギターの個人輸入として税金を奪ったけど(-.-;)
そんな風に気を使ってギターと持ち主に接してくれた彼は、噂とは違う人だな…と思ってる。
多分、彼はもう覚えていないだろうけど、一ユーザーとしては、忘れられないやり取りだった。
実状はわからないけれど、何かしらのトラブルがあるなら、それを乗り越えて欲しいなと祈るばかりです。