私がギターを弾いているバンド7senseのブログにも書いたけど、バンドに加入以来ずっとメインで使ってきたギターはIbanezのJEM(スティーブ ヴァイモデル)だった。
それを最近James TylerのStudio Elite DXっていうのに変更。
JEMもなかなか良いギターなんだけど、Tylerの方がメンバーに音の受けが良かったので、主役の座を奪われた感じ。
きっかけは意外だったなぁ。
ヘビーに歪ませるならJEMの方が合っているから、(私の感覚では)7senseに似合っていたんだけどね。
そう言いながらも、自分のアンプを使わなくなってスタジオやライブハウスにあるアンプを使うようになってからは、JEMで今ひとつ満足いく音が出せていなかった。
機材のせいにはしたくないが、あるスタジオではマーシャルのアンプ、あるライブハウスではフェンダーのアンプ、とここまで違ったら同じ音は出せません(滝汗)
毎回アンプが変わるのでエフェクターのセッティングも毎回変わる訳で…。
とにかくセッティング地獄に陥っている訳。
さて。そんな不安定な環境下でJames Tyler登場。 (これは前にも書いたけど)スタジオで演奏前になんとなく音を出したら、こっちの方が音が良いと言われた。
確かに私もそれは感じた。
正確に言うと音色が良くなったと言うより、音が前に出てきた。
前々からTylerのそんなところは知っていたんだけど、何十回、何百回と一緒にやってきたメンバーと演奏環境だけに、出音の違いは一目瞭然ならぬ一聴瞭然!?
アタックが強くてメリハリがある。音の分離も良いのか、コード感も気持ちいい。
へぇ~。違うとは思ったけど、ここまで違うか。
ぶっちゃけ、ギターとしての作りはJEMの方がしっかりしてるよ。
さすが日本製。(JEMって日本で組み立てだよね?誰か知ってる?)
Tylerは全体的に雑だって言われる(苦笑) 私のTyler、”組み”はしっかりしてるけど配線周りは結構雑な感じ。
電池ボックスはとりあえずあるけど、蓋なんて無い。穴が開いてるだけ(笑)
※今の新しい機種はちゃんと蓋付き。
本当に細かい作業は日本人の方が上だわ。
ただTyler弾きは、そんな事は気にしない。
気になっても見えない振りをする(笑)
そんな細かいところより、理屈じゃ言い表せない音と…感覚?が魅力的に感じるね。
Tylerの場合は日本車と外車の違いと似てるのかな(*^-^)b
あと、Tylerに限らずコンポーネント系のギターは多かれ少なかれ”職人のこだわり”が入っている気がする。
それが何って言えないんだけど…。
作り手の気持ちは使い手に伝わるのかな、って思う。
そんな理念的な事はさて置き。
Tylerの前に出しゃばる音はなかなかバンドにマッチするのがわかった。
機材のセッティングが今までと変わるので、まだ音作りの試行錯誤は続くけど…いい感じになりそうな感触はあるな。
セッティングと言っても私の機材だとブースターとプリアンプしか弄るところ無いけどね σ(^-^;)