Pick box Photo by recursion_see_recursion
ずっと前にも一度書いたんだけど、ピックの話。
愛用しているのはJim DUNLOPというメーカーのDELRIN .96 Standardというモデル。
デルリンっていうのが聴きなれないと思うけど、ポリアセタール樹脂 という合成樹脂らしい。
まあ、ちょっと普通のプラスチックより粘りのある固さの樹脂ってところかな。
(詳しくはこちらへ→ウィキィペディア デルリン)
これが、音も弾き心地も共に「固すぎず柔らかすぎず」って感じでとても良いのです。
エレキギターのピックって、弾くときに必ずといっていいほど使う道具の一つ。
持ちにくかったり、弾いた感触が悪かったりすると結構気になってしまって、演奏が気持ちよくできない。
そんなの判るのかよ!?って言われちゃうかもしれないけど、ピックがギターの弦に当たる瞬間の感触がすごく気になる。
弾いたときにガリッときたら嫌だし、だからといってツルッときても嫌。
程よく擦れて音がピンッと出る。
余計な弦との擦れ音が出ない。
といって引っ掛かりが皆無だと弾いた感触がしなくて弾きにくいから、適当に引っかかって欲しい。
とまあ、非常に言葉で表すと微妙すぎて伝えにくい感覚なんだけど、実際には感覚が鋭い指先で持っているものだから、ほんの少しの違いが凄く感じられてしまって気になっちゃう。
そんな繊細な道具だからこそ、お気に入りがあると心強い。
もう何百って種類のピックを試してきた(と思う)けど、これは高校のときに気に入って使い出しているから、すでに20年以上使っている計算。
こうなると、もうこのピックじゃないとダメ、という領域。
もちろん他のピックでも弾けるけど、お守りに近い感覚だね。
みなさんにお勧めです。
適度に安いしね。
きっと期待して弾くとがっかりするよ。
すごく普通だから。
でも。
この普通さが最高なんだよね。
さて。
そろそろ在庫も少なくなってきたし、まとめ買いしなきゃだな。