一音下げでも弛れることの無い7弦ギター RGD7421

RGD7421
RGD7421 Photo by Mekkjp

一音下げチューニングでも弦のテンションがしっかりしていて、弾き心地も音も良いIbanezの7弦ギター“RGD7421”のレビューです。

Ibanezがダウンチューニング専用ギターと銘打って売り出しただけあります。
一音下げなのに7弦まで全く弛れることなく程よい弦のテンション維持。
ロングスケール(648mm/25.5インチ)より長いスケール(672mm/26.5インチ)がもの凄く効いてます。

これがこのギターの命。
この24mm / 1インチの差がここまでいい影響を与えるとは思っていませんでした。
ビックリです。

演奏性は上々

スケールが長いからといって弾き難いとは全く思いませんでした。
それほど手が小さくないというのもありますが、弦の全長で24mm長いだけですからね。
余程ぎりぎりの指のストレッチを要求されるフォームでなければ、ほぼ問題なく弾ける差異です。

ハイポジションなんて、スケールが違うという違和感がありません。
私が鈍感なだけかもしれませんが。

7弦のテンション不足は鬼門

何回かブログでも書いていますが、私は7弦ギターの7弦のテンションは重要なポイントと考えています。
初期のIbanez UV777などは結構7弦がだるんだるんに緩くて苦労しました。

UV777の1/3以下の値段のギターでそれを解決できているんですから、7弦ギターも進化しているな、と感じます。

Gibraltar Standard フィクスド・ブリッジ

Gibraltar Standard Bridgeメーカーサイトの説明を読むと、サスティーンの豊かさを誇っています。

サドルの横ぶれを防止する堅牢な構造を持ち、豊かなサスティーンを誇るGibraltar Standard フィクスド・ブリッジ。
via: Guitars – RGD7421 | Ibanez guitars

同じRGDシリーズの上位機種“Prestige RGD2127Z”と比較しても大差ないサスティーンは確かに素晴らしい。
こと開放弦に関してはロック式のRGD2127Zよりサスティーンはいいかもしれません。

ただ、私がこのフィックスド・ブリッジの良さを感じるのはサスティーンよりその音色です。
ロック式のナットとブリッジはその構造上、どうしても金属的な音がします。
生音で聴くと一目瞭然です。
キンキンした感じが否めない。

RGD7421にそれは皆無。
ストラトキャスターやテレキャスター、レスポールなどトラディショナルなギターを弾いている方には当たり前の音かも知れません。
でも、この手のギターってロック式のブリッジがついているギターが多いので、その音色の違いはギターを選ぶポイントにもなると思うんです。

歪ませてもキンッと鳴らすのであれば、ロック式のギターの方が似合うかもしれません。
フィックスド・ブリッジのRGD7421はその音に豊かな中低音が加わるので、音の厚みを感じます。
どちらが良いとは一概には言えませんけどね。
ダウンチューニングで低音をぐんぐん鳴らすというのであれば、これは向いているかもしれません。

あ、それともう一つ。
弦交換がロック式のそれとは比べ物にならないくらい楽だった。

少々残念なピックアップ

RGD7421 ピックアップ

搭載されているピックアップはIbanezオリジナルのCAP-VK Pickups。
あくまでも私の環境での話ですが、残念ながらこれは好みじゃない。
すみません、Ibanezさん。

ダウンチューニングでテンションが低めの弦をピックアップの磁力で弦振動を妨げてしまわないよう磁力を調節して、サスティーンに悪影響を与えないようチューニングしてあるそうです。
前述のフィックスド・ブリッジと相まって、その効果は上々だと思います。

しかし。
如何せん、その音が好きじゃなかった。
歪ませた時にざらつきの多い歪みで気持ちよくない。
なぜか平坦な感じのその音色。
言葉にし難いのですが、癖がなく面白みもない。
それでいてざらざらと歪む。

Bogner UberschallやアンプシミュレーターのORANGEアンプタイプではそんな印象でした。

そんな訳でもしメインで使うのであればPUは変えたいですね。
きっと似合うのはDiMarzio DP708 Crunch Lab 7 & Liqui Fire 7 Neck DP707のジョン・ペトルーシのセットでしょう。

実際には付けていないけど、これ結構RGD7421に似合うと思うんですよね。
誰か人身御供になってくれないかしら。

RGD7421ってどうなの

2ハムにストップテールピース。
一見、何の変哲もないギターに見えるRGD7421ですが、こうやって見てみると個性的でいいギターだなと思いました。

スケールが長いところに目が行きがちですが、案外普通に弾けます。
長く感じないと言ったらウソですが、慣れれば全く問題ないと思うレベルじゃないかなと思っています。
それ以上にこのスケールならではのメリットがあるし、気にしないでいいと思います。

それよりもブリッジですね。
音やサスティーンへの影響は先に書いた通りです。
しかしアームが無いのは、好き嫌いが分かれますよね。
演奏に与える影響が大きい。
なにせアームダウン、アップが出来ないんだから。

これだけでRGD7421を敬遠する方も多いと思います。
そんな方には6弦ですがロック式のブリッジがついているRGD420というのもあります。
Ibanezの日本語ページには載っていないのですが日本国内で販売している楽器店も結構ありますので、興味のある方は探して見てもいいかもしれませんよ。

参考

Guitars – RGD7421 | Ibanez guitars
RGD7421メーカーオフィシャル 商品説明

ブログで書いた7弦ギター用のエレキギター弦レビュー

テンション不足とその弊害などを書いています。
7弦ギター用の弦|Ernie Ball #2623 SUPER SLiNKY 09-52 | Guitar Mekk
7弦ギター用の弦|Ernie Ball #2621 REGULAR SLiNKY 10-56 | Guitar Mekk
7弦ギター用の弦|Ernie Ball #2728 Cobalt 7-String Regular Slinky 010-056 | Guitar Mekk

気がつけば7弦ギター記事が増えてきたな。

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